遅咲きの日本人

アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。

2019年12月14日(土)は、旭東中学校のグラウンドで練習試合でした。

対戦相手は、操南中学校1年2年、旭東中学校1年でした。

操南中学校は、中体連の新人戦の県の覇者。

アクートは3枚落ちで戦いました。

GKが中1なので、連携ミスで失点はしたものの、終始攻める展開で、あとはゴールを決めることですが、なかなか決まらず・・・

それでも県1位と遜色なくやれるのは、クラブチームの良さだと思います。

アクートの選手はみんな仲がいいので、ファミリーに近いクラブです。

いろんな問題もチームみんなで話し合って相談しながら解決へと向かいます。

チームワークが個人の足らないところを埋めていきます。

セレクションをしていなくても、セレクションをしているチームに対等に試合ができるのもアクートならではの特徴です。

個人の成長には早咲き、遅咲きと成長の差があります。

特に日本では、早咲きに注目が集まり、遅咲きがないがしろになる傾向があります。

関西のある指導者とも話したことがありますが、日本人は基本的に遅咲きの人種で、その遅咲きを開花させるシステムが少なすぎると。

僕もそう思います。

ノーベル賞を毎年とる日本人。
根気があり、粘り強く、努力を惜しみません。

ただそれが開花するのには少し時間がかかる。
早く咲くよりも、遅く咲いた方が、長く活躍するの傾向でもあります。

日本人ならではの、「和」を大切にする精神をしっかりとチームに根付かせ、

時間をかけて個人が育てば、素晴らしい選手が生まれてくると思います。

今年、JリーグのMVPになった「仲川選手」も同じ。彼は27歳。
ここでようやく開花した。

海外ではそんなにない。才能ある選手は早くから開花するのが海外選手。
最近では、岡崎慎司が所属していたレスターの「バーディー」。
チームを優勝に導き、得点王になっていた。当時27歳。

そういう例はそんなに多くない。

30歳から活躍する選手も多い日本人選手。

中村俊輔(41)、中村憲剛(39)、遠藤保仁(39)

共に代表から外れても輝き続け、いい味を出しています。

日本人の特性、「努力を続ける才能」を生かし続けた人は、後々に開花したり、活躍し続けたりします。

自分を信じ続けて努力してほしい。