欧州基準のプレス

アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。

JYは7月30日(金)から岐阜へ遠征に出ます。ユースは8月10日より草津へ遠征です。

中学生の試合、高校生の試合を見ても、アクートの守備は一貫した形を既に持っています。

プレスの強度は、数年前とは明らかにかわりました。

チーム内のプレスの基準が上がると、練習での強度も上がり、それをかわす技術や戦術も向上していく。

そう考え、6年前から一貫して守備技術・戦術のアップに取り組んできました。

そんな中、この記事を見てください。

内田篤人も酒井高徳も認めた「日本サッカーと欧州サッカーの埋められない差」…欧州の日本人監督に聞く“どこが一番違う?”

 

日本の守備は「お手洗いスタイル」と書かれています。

ボールを奪いに行くと、1m手前で止まってしまいす。まさにそれ。

JYの秋田もYの舩越も、通常のリーグ、チャンピオンズリーグ、ユーロなど、最新の試合を多く見て、日々研究しています。

多くの試合を見ている中で勝利に近いチームの特徴は、「プレスの質」「プレスの場所」です。

勝ち上がるチームに決して引いて守ってブロックして勝ち上がる確率は低い。

しっかりと前線から質の良いプレスを個人だけでなく、チーム全体で連携、機能してこそ、高い位置でボールを奪い、攻撃回数を増やせます。

攻撃がうまくいくいかないは、その場面でのイメージの共有が必要、個人の技術レベルが必要なので、合う時もあるし合わない時もある。

ゴールに入る時もあるし、入らない時もある。確率に大きな要素が関係する。

しかし守備の連携と質は、練習すれば身に付きます。そして機能すればするほどボールを奪う確率は上がっていきます。

世界でも極めてまれな「努力に美徳を持つ」日本人だからこそ、守備の努力は日本人にぴったりだと思います。

天皇が「エンペラー」とオリンピックの開会式でも紹介されていましたが、エンペラーと呼ばれるのは世界中でも日本の天皇だけです。1000年以上も続いてきた王家は他にはない。守りに関しては鉄壁の日本。

現在開催されている五輪で日本が3連勝の躍進を裏付けているのも、チーム全体の守備の向上があるからこその、思い切った攻撃を生み出す良いスパイラルに入っていると思います。