クラブユース選手権 予選リーグ第二戦

アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。

2023年5月3日(水祝)は、新見防災公園人工芝で、クラブユース選手権の予選リーグ第2戦が行われました。

対戦相手は井原FC。

この日は、選手5人と事前打ち合わせをして、試合に入りました。

前半早々に2点を取って、2−0とリードしましたが、相手はこちらの戦術を攻略してきて、押し込まれ始め、前半終了間際に失点。2−1で折り返す。

後半、同点に追いつかれ、長い距離のFKを入れられ、逆転され、終われば2−4で敗戦。

井原には今季、4−1、4−0と快勝していたが、この試合は、1失点から自滅した。

前半の失点から、お互い文句を言い始める選手が複数。
仲間を信用して戦う井原とは違い、選手が選手を非難し始めた。

こうなると自滅していくのは時間の問題。
一度そのモードになると立て直しができない。

前半早々に2失点した井原の方が、諦めず、仲間を信頼して逆転を信じて戦っていた。

アクートは2点リードしていたにもかかわらず、ゲームが進むにつれて、お互いの信頼感が薄れ、4失点。

アルコ里庄戦、井原戦、共にリードしてからの逆転負け。

これは、選手のメンタルの弱さ、幼さが原因。

人間、ピンチの時に、その人の本性が出る。
ピンチになった途端、文句を言い始めるのは、メンタルが弱い証拠。
メンタルが強い選手は、人のせいにしない、自分と向き合い続ける。
自分に向き合えないから、人のせいにして、誤魔化す。

「サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする」という格言がありますが、サッカーは成長していても、精神面が成長できていなかった・・・

試合終了後、チームで問題点について話し合い、次の第三戦に向けて話し合い。

バスで帰った後も、メンバーを決めた5人の選手と、反省会。

「大変」

まさに「大変」な状況だ。
しかし、大変とは「大きく変わる」と書く。

人間、うまくいかなくなって初めて現実と向き合い、改善し成長する。一回りも二回りも大きく成長するためには、困難やトラブルが起きなければ人は変われない。

第3戦が勝利した場合は、中国大会出場の可能性が残る。

中学生は、小学生、高校生に比べ、成長の度合いが大きい。
この2戦が彼らの飛躍につながることを願う。