アクート岡山ジュニア担当の井上です。
2025年2月2日(日)は、和歌山遠征で紀ノ川多目的グラウンドで練習試合を行いました。
対戦相手は、海南Jr(和歌山)・玉手FC(大阪)。
今回の遠征には、今年1年間選手コースでリーグ戦や大会に参加してきた選手と来年度から選手コースに加わる4年生を連れて参加しています。
遠征2日目ということで子供達からも疲れが見えてかいつも以上にスタートがグダグダに・・・
サッカー以外のことでは、部屋の片付けやサッカーの準備など身の回りのことや計画性といったところで集中力が散乱しているように感じました。
日頃の行いで気が抜けていることがあるとプレーにも影響が出てきます。
相手の能力の高さにマークとの距離が遠くなり守備が後手に回ってしまうシーン。
球際での勝負強さ。
所々の1vs1の緩みが見られました。
1試合目は、海南JrのAチームと練習試合を行い、こちらも6年生を全員出してのスタート。
相手チームの前に早く展開してくるサッカーに後手に回ることが多く、0−2で前半を終える。
ハーフタイムで1日目の晩に行ったミーティングの内容を再確認。
マンツーマン・ハイプレスを行うと同時に強固な守備をする。
全体で目的を持って挑んだ後半戦。
結果は1失点をしての0−3で終了。
しかし、前半とは内容が異なっており、ほとんどの時間を安定した守備を行うことができていました。
攻撃への意識を高く持つことに難が見られましたが、前半と比べて見応えのある試合になりました。
2試合目は、海南JrのBチームでした。
今回の遠征に参加している5・4・3年生のメンバーで挑みました。
6年生2人の助っ人もありながらですが、来年度からの新チームを想定して試合を行いました。
結果は、0−1と前半に失点をしてしまいましたが、1vs1でのチャレンジの意識や人数不利での冷静な対応といった落ち着いたプレーが多く見られました。
攻撃では、相手コートに入ることはあるが力強いシュートが打てず、カウンターを受けることが多かった。
上の学年が少ない分、相手コートに侵入しての突破力やシュートの決定率といった試合に勝ち切るために必要な力が目に見える課題だと感じました。
3試合目は、玉手FCのAチーム。
玉手FCは、大阪のチームで30年といった歴史あるチームでした。
6年生が少ないことから5年生主体のチームでしたが、ショートパスを丁寧に繋いでスペースを使った攻撃を多用していました。
アクート岡山がしているマンツーマン・ハイプレスは、ショートパスを繋ぐポゼッションサッカーに対して、ハマりやすい戦術です。
そのため、1vs1でどれだけボールを奪えるか。パスカット等の守備で相手に攻撃をさせないことが大切になってきました。
1試合目の反省をしてか、全体の動きが良くなり、球際の力強さや守備の連動が噛み合っているように見られました。
前半は、0−0で折り返し、後半の残り数分のところでマークを外してしまい失点。
結果は0−1でしたが、守備から攻撃を体現しているように見られました。
2試合目は、玉手FCのBチーム。
6年から3年を数人入れたメンバーでの試合でお互いに条件の揃った状態で行われました。
前半は守備に追われており、攻撃を仕掛けるも仲間に繋がらないことが多かったです。
そのためハーフタイムでは、攻撃のできていないところを指摘して、チャレンジするように声掛け。
パスだけを選択していたところからドリブルでの突破も加わり、前半に比べて試合を支配することに成功。
しかし、0−0で進んでいた試合で後半10分頃にコーナーキックでマークを外してしまい失点。
選手たちが頑張って守備をして攻撃で相手ゴール前まで迫っていた中での失点。
気が落ちて動きが悪くなると思いましたが、選手たちは前向きで変わらずハイパフォーマンスでプレー。
最後の最後まで相手コートに迫りましたが、シュートが入らず無得点で終了。
2日目は勝利できず終わりましたが、課題だけが残ったのではなく、通用するプレーも多く見つかったと思います。
来年度からは、それぞれのステージに進むためいい準備をして挑みましょう。