NPO法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
2019年3月21日木曜祝日は、浅口市にある三つ山グラウンドで、晴れの国リーグと交流戦を行いました。
第4戦の相手は、鷲羽NEOです。
鷲羽NEOは1年生でありながら、チャレンジカップで県で優勝しています。
侮れない相手とはいえ、ベストというよりは、中2が11名いるので、先発は中2だけでいきました。
前回も書きましたが、選手に限りがあるチームなので、複数のポジションをこなせることは必要で、なおかつ、個人の成長が欠かせません。
オープン参加の相手もあり、本来攻撃的な選手を攻撃に、守備で活躍してほしい人を守備に置いてスタートしました。
ところが前半そうそう2失点。
中1の相手とはいえ、中2の選手より足が速く、振り切られていたシーンもあり、0−2から本来のシステムとレギュラーメンバーの中1を3名投入して立て直すも、チャンスというチャンスをなかなか作れず、0−2で折り返す。
ハイプレス+コンパクトが定着して、どことやってもしっかり戦えるようになったきたので、次のレベルに上がるために、10本以上パスを連続して繋げて、大事に攻めることを、3月に入り、練習から練習試合から取り組んできました。
一つ上のレベルをいこうとパスを繋ごうとすれば、相手のパスカットにあい、相手のカウンターを受ける機会が増え、失点に繋がっています。
この前、アーチェロに敗戦したのも、その過程でのこと。
アクートというチームでそこそこ勝つなら、これまで通りでいいのですが、育成年代なので、次のことを求めるのは当然で、それが形になるのは時間がかかるのもわかっています。
県で優勝するには、これまでの戦い方ではベスト6が限界であり、チームも個人も新しいコンセプトを遂行できる技術や戦術を身につけなければなりません。
目の前の結果に執着しすぎて、個人やチームの育成の取り組みが遅れると、競走馬と同じで、春から夏にかけて失速してしまいます。
「育成」か「結果」か、非常に悩ましいところですが、次のステップへ向かっているところでした。
さすがに中2が中1のチームに負けたとなると中学生は自信を失いやすいので、10本以上のパスを繋げる取り組みを中止して、後半から本来の高い位置からのボール奪取からの攻撃に変えました。
すると後半そうそうにコーナーから古井くんが押し込んで得点、1−2。
小谷くんのスーパーミドルシュートが決まり同点、2−2。
最後は小谷くんのスルーパスから上野くんが抜け出して、逆転の3−2で勝利。
後半は一方的に相手の陣地でサッカーをする時間が増え、GKの安易なミスも失点に繋がらず、勝ちました。
0−2からよく逆転したと思います。
こういう経験はメンタルの成長にはとても大きいです。
しかし、繋がなかったことは成長を踏みとどまっていることになるので、これからの課題です。
交流戦は、うって変わって、アルコバレーノの1年生と、Jフィールド津山の1年生と戦いましたが、内容もよく、とてもチャレンジカップで予選で負けたとは思えない内容で、技術も戦術も負けていませんでした。
あの敗戦から、中1はさらに飛躍して成長しているので、これからが楽しみです。