アクート岡山ジュニアユース担当の井上です。
2024年2月11日(日)は、桜ヶ丘運動場でチャレンジカップ予選決勝トーナメントが行われました。
昨日の予選リーグでそれぞれのグループを勝ち残った強者たち。
私たちのグループには、ソルテソロ・岡山学芸館清秀中学校・市操山中学校。そして私たち、アクート岡山。
決勝トーナメントの初戦は、市操山中学校。
全く相手のデータがなく、試合が始まってからの対応を要求されました。
こちらが攻撃で意識してことは、後ろからは前に簡単に放り込む。
そして、そのボールを回収してからの複数人での連動して攻撃を理想としました。
相手チームは、1トップであり、体が大きく能力のある選手がいました。
そんな選手に対して、こちらはCBをしていた難波くん1人。
不安定さがありましたが、インターセプトから前を向かせないプレス。
相手の攻撃を止める素晴らしいプレーを継続。
周りの選手も不安定なことを理解し、カバーできるポジションをとる久保田くん。積極的にサンドで挟み込みボールを奪いに行く池田くん。
そして、スルーパスが出た際に全てのボールに対応したGKの関くん。
今までの集大成がそこにあったと感じます。
試合の流れもこちらが相手コートに押し込む展開。
得点も時間の問題でした。
しかし、相手ゴールキーパにことごとく止められ、前半は0−0で終了。
ハーフタイムでは、現状のDFラインの素晴らしさと攻撃の選択肢を増やすことを共有して後半スタート。
後半も相手コートに押し込むもなかなか得点までいかない。
しかし、守備の強度が高いため、集中力は切れない。
そんな中、後半残り6分。
連動した守備からの難波くんのスルーパスに反応した三浦くんがGKとの1vs1を決め切り先制。
その後も得点のチャンスはあったが惜しくも入らず試合終了。
約2時間ほどの時間を空けて、予選決勝戦が行われ、私たちの試合の前に岡山学芸館清秀中学校が決めていました。
CBとMFに能力のある選手がおり、途中から入ってくるFWが注意人物でした。
どちらとも守備のチームで県1の守備を目指す私たちにとって負けられない試合でした。
アップの中から選手たちは笑顔が多く、雰囲気はとてもよく、動きも丁寧なものでした。
決勝戦キックオフ。
押し込まれてのカウンターが主になると思われたが、相手チームが繋ぐところをすかさずプレスをかけ体をぶつける。
相手の自由な攻撃を阻止していました。
そんな中、接触からの負傷者が出てしまい、注意人物の1人のFWが交代で入りました。
しかし、注意人物のFWに対して、塚本くんが闘争心を燃やして守備を続ける。
そんなプレーにみんなが当てられ、ファールの数も多くなりましたが、どれも紙一重。
そして、相手ペナルティエリアで突破を仕掛けたところをファールをもらい、三浦くんがPKを決め先制。
試合はそのまま動かず、前半終了。
後半の入りは能力がある三浦くんをCBにして安定感を増す布陣。
そして、注意する点を選手たちに共有して挑みました。
しばらくは、こちらが相手コートに押し込み、シュートを打つ。
決定機は少なかったが、いいプレーを継続していました。
しかし、カウンターで押し込まれたところで引っかかりPK。
これを相手選手が決め1−1。
その後も相手コートに押し込み、決定機も1、2回あったがキーパーに止められ試合終了。
延長戦があり、5−5のみの試合。
SBをしていた久保田くんを前線にあげ、足の速さを活かし得点を狙う。
後ろ4枚は、マッチアップの相性も考えながら前に大きく蹴れる選手を置いた。
延長戦の10分の間で2回ほどのチャンスがある中、相手チームは押し込むもシュートは0に近かった。
しかし、決定機を逃し試合終了。
PK戦へともつれ込んだ。
お互いのGKのシュートストップもあり、キッカーは7人目までいった。
結果は、5−6での敗戦。
選手からは、悔しさから涙が溢れる。
勝てた試合だった。みんなが全力を出した。
そんな中、負けた。
伸び代しかないこの1年生。
この2日間だけでもそれぞれの課題が見つかった。
試合に出ていた選手も出ていなかった選手もチームとしての成長をしていこう。
キャプテンの長江くんが保護者挨拶で自然と出た言葉。
「次は絶対勝ちます。」
これからの彼らの成長がとても楽しみです。