NPO法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の片山です。
2018年2月18日(日)は西大寺中学校第2グラウンドで第7回岡山チャレンジカップ備前地区予選代表決定トーナメントがありました。
2回勝てば県大会ベスト8ということで負けられない戦いでした。アクートの1年生は練習試合でもあまり負けておらず、試合を重ねるごとにマンツーマンハイプレスが成熟していました。前半、怒涛のハイプレスで先制点をとるのがお決まりのスタイルとなっていました。
この日の相手は、予選リーグを勝ちあがってきたエルテソロとの試合でした。エルテソロとは先月、練習試合をしており五分の戦いをしていましたが、相手FWにずば抜けて足の速い選手に何点か決められていました。昨日の中山中FW対策に中野くんが上手く対応していたこともあり、この日も中野くんをサイドバックに起用しました。
前半の立ち上がり、マークの受け渡しの連携不足により開始2分で失点するという今までにない試合展開でした。個の技術、キック力、スピードを兼ね備えた相手に対して、相手FWのカバーリングを意識する分、後ろに余らせてしまいマンツーマンに持っていくことができず、いつものハイプレスで前半から圧倒することがなかなかできませんでした。相手のディフェンスも強固で、いつもなら突破できたりボールを納めれるところが、なかなか上手くいきませんでした。
後半に入り意識したのは、リスクはあるが相手のロングボールの時にだけカバーをつけて、それ以外は前からマンツーマンでプレスをかけることと、突破できないときは、アーリークロスでディフェンスラインの裏に供給することでした。徹底的に意識することにより後半はディフェンスラインを高く保ち、より多くの決定機を作ることができました。末石くんのクロスで新窪くんのゴールを演出し、後半残り10分で同点に持ち込みました。尚も、攻め続けるも得点することができず同点で後半も終え、PK戦に勝敗を委ねることになりました。
アクートは後攻になり、先行の相手に決められ1番手の横山君は見事決めます。1-1次の相手にも決められ2番手の末石くんは左のポストにあててしまい外れました1-2またも決められ、3番手の中野くんも左に外してしまい1-3になります。次にきめられすと敗退が決まる中、相手に成功を許しPK戦1-4で敗退しました。
試合内容も悪くなく、試合ごとに選手たちも成長してチームとしても完成度を高めていた為に、なおさら敗退が悔やまれます。相手も同じように練習し、勝ちたいと思い試合に挑むので、勝負の世界の厳しさを改めて実感させられました。
僕も小学6年生の時に出場した2008年の1年生大会(当時はJFAプレミアカップという名)の代表決定戦で自らPKキッカーを志願して外して敗退するという悔しい経験をしたことを思い出してしまいました。笑 しかしその悔しさをばねに死に物狂いでトレーニングを重ね、中学1年生として出場した翌年のJFAプレミアカップで県大会準優勝の成績を収めたことは今でも記憶にあります。
練習試合で負けても、大会で負けるような悔しい思いは経験できません。どれだけ上手くなりたいと思うか、どれだけ勝ちたいと思うかが、なんとなく頑張る人になるのか、本気で死に物狂いで頑張る人になるのかを分けるのだと思います。この1年生みんなは後者になることを願います。