2020年11月14日(土曜) GKスクール 第46回

11月14日 GKスクール(第46回目)

アクート岡山サッカークラブ GKコーチの大谷です。

さて、前回に引き続き、基本の確認やボールコントロールを中心にトレーニングしました。

特に小学生はキャッチングの基礎的な部分もメニューに組み込まれていますが、どのようなポイントを意識すればよかったでしょうか。

・動きやすい体勢で構えているか
・ボールの正面に入り、ボールの高さに応じた姿勢になっているか
・キャッチする手はボールを取りやすい位置にあるか、手の形はボールが収まるようにできているか
・衝撃を吸収できているか

実際のゲームになれば、ボールの高さや向き、速さを踏まえて、キャッチすべきボールか、それともパンチングなどで「弾く」べきボールかを判断することになります。

少し昔の記事ではありますが、日本代表GKの川島が教えを受けたとされるイタリアのGKコーチが「「キャッチング」の重要性」と題して解説しているものがあります。

少し難しい言葉も出てきますが、興味がある人は読んでみてください。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201809210002-spnavi

記事には「私は、育成部門においてはキャッチングがきちんとできるようにならない限り、ディフレクティングやパンチングの技術を教えるべきではないと考えているし、実際にそうしてきた。」とあり、なかなか手厳しいご意見です。

このスクールはそこまでスパルタではありませんが、キャッチできる、できないの違いで勝負が分かれるということですね。

ちなみに、中学生はキックの練習とキャッチの練習を兼ねたメニューも取り入れています。

意図しないボールが飛んでくることもありますが、それもキャッチングの練習になるのであえてそのようにしています。

また、ヘディングやパンチングもトレーニングしましたが、コーチの意図としては、その技術自体の上達に加えて、ハイボールの処理の上達も効果として見込んでいます。

通常、ハイボールの処理は手を使いますので、少し位置がずれていてもごまかせますが、ヘディングの場合はおでこでしっかりとボールをとらえる=落下点に入れているというですので、手の動作をつければハイボールやパンチングは自ずとできるようになると考えています。

次回以降についてですが、11月28日に開催予定です。

12月は未定ですが、12月12日、12月19日で調整中です。11月も後半に入りましたが、暖かい日が続いていますね。

ウェアなどで温度調節ができるように準備をしておきましょう。