再生するチーム

アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。

先日、サッカー番組『FOOT×BRAIN』でマラドーナの特集をしていました。

2月5日(金)にはドキュメンタリー映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』が公開される。

少年時代の映像をはじめ、約500時間もの未発表映像を編集。スーパープレーの数々とあわせて、弱小だったクラブを、初のセリエA優勝に導いたナポリ時代を中心に、全盛期の姿が紡がれている。そして、サッカー選手としての光の部分だけでなく、ドラッグに溺れていく闇の部分にも焦点が当てられ、カンヌ映画祭での上映後、マラドーナ本人が「観に行かないでほしい」と訴えた作品

彼は父はインディオの血筋、母はイタリア移民
アルゼンチンでは、マイノリティ(少数派)だった。

彼は所属したチームも同じようなところを選んだ。

・アルヘンティノス:社会主義運動をしていた人が作ったチーム

・ボカ・ジュニアーズ:イタリア移民が作ったチーム

・バルセロナ:カタルーニャ地方でスペインからの独立を叫んだマイノリティ

・ナポリ(南イタリア):北イタリアの人々に南部は下に見られていた

彼は、少数派が作るチームにいき、全て優勝に導き、ヒーローとなり、伝説となった。

アクート岡山サッカークラブと重なるところがあった。

アクートに来る選手は、決してエリートではない。小学生時代に実績があったわけでもない。トレセンに選ばれたわけでもない。

ただサッカーが好きな選手。決してエリートコースを歩んでいる選手ではない。

岡山ドームを中心に集まれる選手で構成されている。

バスで選手を集めたりしない。

「THE 地元チーム」

そんな選手たちは中学3年間で、大きく成長する。

優勝まではいかないが、そこそこのところまでいく。

ジャイアントキリングを起こし、ドラマを生む、そんなチーム。

勝つことだけを求めるチームではない。勝ってサッカーの強豪高校へ進学をすすめたりしない。

あくまで勉強とサッカーの両立。人生に多くの選択肢を残しておかないといけない。

 

ユースも同じ。

スパルタ高校サッカー、走るばかりの高校サッカー、監督の命令に絶対のサッカー、がしたいわけではなかった。

ただ単純にサッカーが楽しみたかった。

そんな選手が集まってきている。

技術力は高い。個性的な選手が多い。

枠にとらわれない、伸び伸びとサッカーをしたい。

12月から新しい体制を整い、最新サッカーを取り入れ、内容も雰囲気もアップ。

中3もたくさんの選手が上がる予定。選手層も厚くなる。

春から大きく躍進しそうなチームになってきた。

楽しく上手く、そして勝つ!

 

決して輝いたサッカー人生ではなかった選手、一緒に伝説を作りたい選手、お待ちしています。

中3は、昨秋からユースと一緒に練習しています。

中2の選手は、今週から1名ずつユースの中に入り、強化中。

小6はすでに3人がジュニアユースで試合に出ている。

小5からジュニアユースで出ている選手もいる。
本人のやる気次第です。

県内ではここしかない、他のチームにはない育成。

カテゴリーを一つあげて厳しい中でもまれる。本当の育成です。

今週の練習風景です。