サッカーを休んだからといって勉強できるわけではない!

アクート岡山サッカークラブ代表の秋田です。

「中間・期末試験があるので、練習、練習試合を休みます・・・」という連絡をいただきます。

クラブでは、特に禁止していませんので、休むのは自由ですが・・・

中学生を25年以上見続けて思うことは

『そんなことでは変わらない』

そう思っています。

部活動なら毎日休みなく、朝練から夕練までやっているから、わからないでもありませんが、クラブチームは練習の曜日が限られているので、休みやオフもあるので、サッカーが影響しているのではないと思います。

そんな中で、あの静岡学園に挑む進学校の記事は、面白いです。

今年の静岡学園VS清水東の決勝の記事を見てください。

名門のサッカー強化高校:静岡学園

対するは

県内トップ3の偏差値の進学高校:清水東高校

ーーーーーーーー記事を抜粋ーーーーーーーーーーーーーーー
キャプテン:佐野くん

そんな佐野に入学の経緯から話を聞くことができた。

ハンデだと思ったら、自分が望む姿にはなれない

「インハイ決勝(17年度)で静岡学園と激闘を見せた先輩たちに感動しました。それにサッカーか、勉強か、という選択でどちらかを諦めるのはもったいない。両方をとことん頑張るというのも大事なことではないかと思えたので、清水東に決めました」

清水東サッカー部で3年間を過ごした兄の姿も決め手の1つになったという。

しかし、理数科の授業は佐野にとってもハイレベルだった。理数科の先輩たちが途中で勉強にシフトしていく姿も目の当たりにした上、練習にフルに参加できないことで「やっぱり理数科は不利なのか」と思うこともあった。それでも佐野の心は揺らがなかった。

「勉強がハンデだと思った時点で、自分が望む姿にはなれない。どうやったら両方できるかを常に考えて、勉強する時間とトレーニングする時間を捻出し、自分に適した勉強法、トレーニング法を考えながらやっていくようにしたんです」

勉強面では目標である筑波大学進学に向けて着実に知を養い、サッカー面ではフィジカルと戦術眼を向上させる。どちらも諦めなかったことで、チームに攻撃リズムを生み出す必要不可欠な存在にまで成長した。

「理数科のみんなはこの時期から受験に向けてスイッチが入るので、部活を続けづらい空気はあります。でも決勝まで進み、あの試合をできたことで両親や担任の先生、クラスメイトも『最後まで頑張れ』と声をかけてくれた。みんなの想いに応えたいし、絶対にリベンジをしたいと思っています」

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最後に・・・・

明確な目標設定とやり抜く力

清水東はこの後に行われた東海総体でも決勝に進んだが、またしても静岡学園に1-2で敗れた。選手権予選はなんとしても静岡学園にリベンジを果たしたいが、藤枝東や常葉大橘など、今回のインターハイ予選で清水東に敗れたチームも目の色を変えて襲いかかってくるだろう。選手権出場への難易度はさらに高まっている。

ただ、だからこそ、彼らはやりがいを感じているのかもしれない。全国まであと一歩のところまで来ている。

「周りから『古豪』と言われ続けたことが、逆に僕らを奮い立たせています。復活させたいという想いは日に日に膨らんでいます」(佐野)

「静岡における清水東はやっぱり特別な存在です。清水東は勉強だけじゃないんだぞ、両方しっかりやればできるんだぞということを僕らが示していきたいと思っています」(伊藤)

この志が伝統であり、偉大な先輩たちが積み上げた清水東の財産なのだろう。

明確な目標を立て、それを達成させるために何をすべきかを考え、粘り強く取り組む。勉強においても、部活にしても、それを促す場所が清水東にはある。

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つまり、本人のやる気次第でどうにでもなるということです。

強い気持ちと意思があれば、勉強もサッカーも両立することは可能で、本人の意識次第ということです。