NPO法人アクート岡山サッカークラブ GKコーチの大谷です。
前回のトレーニングが台風の接近などにより延期となったため久々の開講となりました。お盆休み、かつ、約一か月ぶりでしたが、体験で2人の選手の参加もありました。
さて、本格的にGKのトレーニングをするのは久ぶりという選手も多かったため、ウォーミングアップは入念にしました。
忘れていた部分もあるのか、その中で気になるのがキャッチングです。コーチから見て、まず意識してほしい点は3つです。
・ キャッチする前に、準備しているか(構えて、ボールを受ける体勢になっているか)。
・ 手の形は意識しているか(基本はボールがすっぽりと収まるような三角形ですね。ボールスピードの吸収も重要です)。
・ 反応が遅れていても正面に入っているか(ゴロのボールは足の形も大事ですね)。
特に気をつけたいのが、構えていない(または構えているつもりの)ときは、目線が動いてしまう(ブレる)のでファンブルの原因になることです。
また、ボールを挟もうとすればボールが抜けることになります。
耳にタコができそうなほど言っていることではありますが、実際のゲームは混戦状態です。
試合のときに基本のことを考えているようではプレーに集中できません。逆に、意識しなくてもできるようにしておけば、他のことに意識を割けるので実力の差につながってきます。
数学や英語の問題を解くときも一緒ですね。
公式や定理を、いちいち思い出していては素早く問題は処理できない、要するに思考は最後まで取っておこうという話です。
あとはプラスアルファですが、移動するときにステップを踏んだり、いつでもシュートを受けれる体勢をキープできれば、なおよいですね。
ほかには1対1の練習もしています。前回のトレーニングのおさらいにはなりますが、相手からボールが離れたとき(ボールがオフ)になっているときが、間合いを詰めたり、ボールを奪うタイミングでしたね。
また、相手選手がシュートやパスを出せる状態のときには止まりましょう。以下の動画は、ドイツ代表GK(マヌエル・ノイヤー)のウォーミングアップです。
5:00頃から1対1の練習をしているので、間合いの詰め方などの参考にしてください。
さて、次回は8月24日に開催します。場所は同じ大野小学校グラウンドです。
まだまだ暑いので、練習の間に水分補給できる準備をお願いします。