NPO法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
2018年6月17日日曜日は総社高梁川河川敷Dグラウンドで晴れの国リーグの試合がありました。
後期リーグ第3戦はアヴァンプレシオでした。
ベストメンバーからいくと、怪我で3枚落ちの中、苦しい戦いが続きますが、しっかりとアップして、今日の日にあったメンバーと戦術で挑みました。
前半、5分で失点。
失点からのいつもの入りと思いきや、そこから2点逆転して、2−1のまま前半をリード。
後半、2点加えて4−1となり、このままゲームを終わらせていくプランが、残り20分からいきなり崩壊。
怒涛の4失点をくらい、退場者も1名出て、終われば4−5と逆転の敗戦。
残り20分間までは完璧なプランだった。
おそらく、今日は勝っただろう、と選手みんなが思った瞬間、プレスやマークが緩んだ隙をつかれた。
僕も25年以上監督業をしていますが、こんな逆転劇は初めて。
今期、中3が少ないので敗戦が続いている中で、気がつけば勝つことへの自信がなくなっているのではないだろうか・・・
あまりのメンタルの弱さに、選手一人一人の自分への甘さが露呈した。
精神と肉体はどちらが強いかというと、肉体の方が強い。
肉体>精神
こうなっている。
強い肉体>強い精神 弱い肉体>弱い精神
ということだ。
40度の熱があるときは、肉体は頑張れない。
メンタルで40度の熱には戦えない。笑
メンタルを強くするには、まず肉体を強化するのがいい。
走ること、自分を追い込むこと。
自らに厳しく、自己の限界に立ち向かい、肉体を強化しなければメンタルは向上しない。
監督やコーチが選手の肉体を追い込むのは簡単だ。
強い肉体に強いメンタルを得ることはできる。
ただし、失うものも多い。
自主性は育たない。自主性が育たなければ軍隊と同じだ。
走らせることは簡単だ。
そして、スポーツではなくなる。
スポーツの原点は遊び。スポーツ=遊び。
そうではなくなる。
さらに、サッカーの楽しさを奪うことになる。
サッカーでお金をもらうプロなら指導者が走らせても、追い込んでも、それでもいい。
パフォーマンスが低ければ第一線から去らなければならないし、高ければ報酬を得る。
自己責任だ。
アマチュアはあくまで楽しみ。
まして育成年代で大事なことは、サッカーが楽しいものであること。
選手には勝つ喜びを味わって欲しいが、させることはできない。
選手が勝ちたい!頑張りたい!
そういう気持ちがあり、選手一人一人の努力があり、意識をあげ、自ら挑まなければ、本当の力にはならない。
負けてもサッカーは楽しい。
勝つと大きな楽しみもある。
自分に厳しく、自分を追い込んだら、新しい自分になれる。
新しい自分がプレーすれば、さらにパフォーマンスがあがり、サッカーは楽しくなる。
その上昇スパイラルに、みんな入って欲しい。
この敗戦をどう受け止め、次に何を行動するか、選手一人一人にかかっている!!




