NPO法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
2018年4月15日(日)から、クラブユースサッカー選手権大会の予選リーグが始まりました。
会場は、高梁川河川敷Dグラウンドでした。
初戦の相手は、ヒーロ備前。
前半、4度の決定機を外し、相手のほぼ陣地でサッカーをする展開でした。
0−0で折り返し、後半へ。
後半は、相手のシステムにフォーメーションを合わせて、スピードのある選手への対策とり、スタート。
だんだん後手に回り始め、相手のシュートがポストやバーに当たり、危機をしのぎましたが、半分でついに失点。
疲労も増え始め、カウンターで失点を重ね、0−3で敗戦しました。
ヒーロ備前は、秋からの2試合で、1−7、1−5と敗戦している格上の相手。
その相手に勝利とつかむには、完璧な準備をしなければならないのが、格下のチームの条件。
しかし、前半の決定機を決めていれば、かなり有利な展開になっていたが、決定機を外した選手は、レガースをつけて真剣にアップしておらず・・・
集合してもあいさつもなく、キャプテン、副キャプテンがチームをまとめていくわけでもなく、なんとなく、だらだらとなあなあでアップが進み、良い準備ではありませんでした。
GKのアップの取り組みがまったくで、やる気のある中2のGKの方で挑んだものの、中3のGKが気持ちが充実してスタートしていれば、もう少し流れが変わっていたのかもしれません。
中3の中島くんも2週間の体調不良で、練習していないので、出場させていないし・・・
チームで完璧に準備して挑んだかといえば、準備の時点で足りないところが満載で、格上相手にミラクルを起こすスタートではありませんでした。
そのスキが各所にあるようでは、ジャイアントキリングを起こすことは難しく、勝てるかもしれない流れがあっても、勝つという結果をつかむにいたらないのが、サッカーも人生も同じです。
試合の内容は、過去の対戦と比較しても、十分勝ってもいいないようでしたし、ハイプレスが相手の技術やスピードを封じ込み、ボールを奪うとミクロの崩しからダイレクトパズが連続でつないで局面を打開し、サイドからの相手DFの裏へのパスも効果的で、相手が守りにくい攻撃を十分発揮していました。
DFラインも相手の攻撃をしっかり対応し、シンプルな選択で危なげなく守ることができていました。
サッカーとしては、十分成長を感じる内容だっただけに、残念です。
勝利をつかむためには、準備を完璧にしなければならないことは肝に銘じて選手のみなさんは頑張ってほしいです。
もう一つ、後半相手に押し込まれ始めたのは、相手のフォーメーションに合わせて、中盤をダブルボランチ、ダブルオフェンシブに変更しましたが、この4人が相手へのプレスがあまく、真ん中を起点に展開されたのが、直接的な敗因の一つです。
技術も上、能力も上の相手に、集中力と体力で対応するのが、格下のチーム。
走れなければサッカーにならないのも現実です。
春の遠征から、「全力を出して足をつろう!」と個人の限界へ挑戦するテーマで取り組んできましたが、その自己の限界を突破しなければ体力もつきません。
末石くんが最後に足をつっていたのは、よく頑張った証拠だと思います。
人間は限界を越えると、筋肉が疲労し、寝るとその限界を越えれるように、体は超回復し、強化されます。そうやってたくましい体は育っていきます。
筋肉痛や足がつるところまでいかなければ、肉体も体力も強化されません。
監督がスパルタ式で追い込むことはできますが、アクートはそういうチームではありません。
サッカーが楽しくて気がついたら、限界までいっていた・・・
これが理想です。
選手の高い意識にかかっています。
非常に惜しい・・・試合でした。
次は勝利を掴みたいですね。