NPO法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
10/13土曜は、公式戦がなかったので、岡山ドームスポーツ広場北側で練習しました。
水曜と木曜が練習がメインでしたので、16時〜17時半まで、条件付けゲーム中心に行いました。
アクート岡山の育成方法の一つに、「いかに教えずして教える」というのがあります。
条件付けもその一つで、その条件の中でゲームをすると、こちらの求める、選手にしてほしいプレイスタイルを身につけれます。
本当に教えたいことは、ひらめきやアイデアですが、それは条件下の縛りの中でこそ、質の高いひらめきやアイデアが降りてくるもので、ただ自由なサッカーでは研ぎ澄まされないので、急にうまくなることがありません。
ゲームのときに、4チームの2試合が同じコート、同じゴールで行います。
多いときは6チームの3試合を同じコートで行うこともあります。
それにより、選手は障害だらけなので、必然と周りを見ざるを得ない状況になります。
味方と敵と障害をゼッケンの色で瞬時に判断しなければなりません。
なので、「周りをみろ!」と指導したことは、一度もありません。
なぜなら、周りを見なければいけない環境でトレーニングしているからです。
それも、周りを見よう!と意識して、周りを見ていては、好不調の波ができます。
大事なことは、そんなことを意識していなくても、すでに周りを見ることが自然に身についていることです。
常設条件に「ハーフェーライン越え」というのがあります。
これはゴールが決まるときに、そのチームの選手全員がハーフェーラインを越えていないとゴールにならないルールです。
そのことにより、ボーとしている暇はありません。
つまり、攻守の切り替えが常に求められる環境です。
なので、「攻守の切り替えを早く!」と指導したことはありません。
当たり前のことを、当たり前にできる環境を設定することで、選手はさらなるひらめきやアイデアの引き出しを増やすことに専念できます。
なので、
「アクートの選手だな〜」というスタイルはありません。
全員が個性を持ったサッカー選手です。
他のチームでは、個性のない全員同じテンポの選手ばかりのところが多いです。
アクートの選手は、個性を伸ばしつつ、サッカー選手としてのクオリティーを上げることを追求しています。
