1/31木曜の練習

N P O法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。

2019年1月31日木曜日は、雨のため、ジュニアからユースまでドーム中で活動しました。

ドーム中は人工芝なので、イレギュラーもなく、技術向上にはとても良いです。

アクート岡山は雨の時に、中止になりにくいので、ドーム中に移動して練習できるのは、一つの魅力です。

ドーム中では当然狭くなるので、ジュニアユースとユースと合同で練習です。

フットサルコート1面の中に30人以上が入って練習するのですが、ぶつかることなく、練習のミッションを遂行する意味では、不思議な光景です。

時々、「そんな人数で狭いところでやって危ないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。

狭いことろで大人数でやると人という障害物が多く、自然と周りを見るようになります。
狭いところでスペースを見つけるようになります。
狭いところでのパスコースも見つけます。
いつスピードアップすべきか、考えれるようになります。
技術が向上します。

そうなんです、良いことばかり。

そしてジュニアユースでこだわっているコンパクトサッカーに影響していきます。

「周りを見ろ!」なんか言ったことがありません。
「スペースを見つけろ!」も言ったことがありません。
条件設定に「ハーフ超え」が必ずあるので「攻守の切り替えを早くしろ!」も言ったことがありません。

そんなことは当たり前にできるようになるのです。

そんなことは当たり前。
もっと大事なことをアドバイスできます。

狭いところでサッカーをすると賢くなります。
なぜか?
「俯瞰する力」=「上から全てを見る視点」が必要になってくるからです。

これはI.Q向上につながります。
I.Q=「俯瞰する力」です。

狭いところでやると、周辺視野で物事を見る力がついてきます。
目の前の状況をぼやかして、ぼやっと全体を見るような力がついてきます。
これはボクシングや格闘技によく取り入れていますが、これができると体の反応が早くなるのです。

そうなんです。良いことばかり。
だからアクートの子供はどんどん成長していきます。

セレクションをするクラブではないので、入ってくる子供はどこかに選ばれるような子供たちではありません。
それが3年も経つと、選ばれた子達と対等に戦えるようになります。

チームもジャイアントキリングが目標ですが、個人もジャイアントキリングです。笑
それこそ「育成」を掲げているアクートならではのことだと思います。

目指すチームは「アスレチック・ビルバオ」です。
バスク地方出身者しか所属できない、地域密着型の育成のスペシャリストのチーム。
リーガで100年間、1部から落ちていない3つのチームは、レアル、バルサ、ビルバオです。
・レアル=世界中から選手をお金で買い、銀河軍団を作るチーム
・バルサ=世界中から青田買いしてトップチームを作る。
ビルバオ=純血主義(トップチームから下までバスク地方出身者しか入団できない)

地域にいる選手を育成しなければ実現できない100年間リーガ1部をキープするチーム。
その日本版をアクート岡山SCは、目指しています。