アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
2023年6月11日(日)は、北長瀬ふれあい未来広場で練習試合を行いました。
対戦相手は倉敷高校。
午前中、アクートユースと倉敷高校が練習試合でしたので、午後からカテゴリーが上の相手に胸を借りて試合をさせてもらいました。
スピード、技術が圧倒的に上回る相手に、どう守備をして、攻撃に繋げるか、最近の新しい戦術を試すにはやりがいのある高校生でした。
当然、うまくいかないこともたくさんでした。
特に、プレスのタイミングが遅く、前に簡単に向かせては、試合にならない。
そして、レベルが上の相手には、本当にチームが連動して協力しないと個人では戦えないということ。
多くのことを気づいた試合だったと思います。
ただ・・・
試合終了後に挨拶しなかった選手が2人。
相手が試合中に色々と文句や悪口を言われて、腹が立ったようで・・・
でも、それは試合中、よくあること。
それもサッカーというゲームの一部。
冷静にできなければ、サッカーというゲームは攻略できない。
サッカーは相手から邪魔をされない「競争スポーツ」ではない。
常に相手からの妨害がある「闘争スポーツ」だ。
相手選手から、相手監督から、観客から、メディアから、さまざまな妨害がある中で冷静にプレーしなければならない。
終了の笛が鳴ったら、ラグビーと同じで、お互いの健闘をたたえ合わないといけない。
まして、挨拶しないなどは、サッカーというスポーツを理解していない証拠。サッカーというゲームをやる資格もない。
挨拶していない二人はその後、相手監督に再度挨拶に行った。
学校で「体育」「道徳」「知識」を分けて教育した日本のスポーツの解釈の「間違い」がここに表れてしまう。
相手競技者を「敵」をいってしまう日本。
負けられない試合がそこにある・・・とメディアもあおってしまう。
負けたら「戦犯」かのように扱う日本。
スポーツは「体育・道徳・知識」がすべて含まれている。
それを「フェアプレー精神」という。
スポーツを真剣に取り組むと自然とそれら全てが身に付くもの。
子供が良い大人に成長し、その良い大人を見て、良い子が育つ。
そして、スポーツが平和につながる大きな力となる。