アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
2023年6月3日(土)は、備前総合運動公園(天然芝)で晴れの国リーグの3部上位リーグがスタートしました。
対戦相手は、ジョリティ笠岡B。
前半、コーナーキックから先制。
終始アクートのペースで試合は進み、シュートは打つが、追加点が奪えず・・・
前がかりになっているところをカウンターをもらって同点で前半を折り返す。
後半もアクートの押し込む時間が多いものの、カウンターを浴びて失点を重ね、1−4で敗戦。
クラブユース選手権から続いている、先制点は取るが、押し込む時間帯の中で追加点が取れず、前がかりになったところをカウンターでやられるという同じ展開となった。
今年の中3は個性的な選手が多いためか、新人戦から円陣を組まない。アクート創部18年目にして、初めての展開。
おそらく「円陣なんか組まなくても、俺が試合を決める!」と思う自信は大事だが、結局チームワークのスポーツなので、ここに来てチームワークの弱さが露呈。
内容は勝っていても、決めるところを決めれず、やられてはいけないところがゆるんでやられている。
負けたら、審判のせい、相手のせい、味方のせい、コーチのせい、と文句の多い学年。
練習からその姿勢は出ていて、なかなか改善しない。
サッカーを通してなかなか大人になりきらない。
文句が多い=意見を持っている、とコーチは解釈している。
意見、自己主張がある、ことは大事なこと。
しかし、自己主張があることは、時に「自分の非」と向き合わないことと表裏一体。
楽しくサッカーをするのはいいが、全力で取り組まないその姿勢は、とうとう勝負の世界では誤魔化しがきかないところに現在来ている。
自分の弱さと向き合うか?
それともこのまま変化せずいくのか?
コーチは、それでも選手が成長することを望んで、練習試合を組み、効果的な練習を考え、一生懸命取り組むが、肝心な選手が本気モードで取り組まなければ効果は薄い。
教育は英語でエデュケーションという。
それはラテン語で「引き出す」という意味。
「教育」の字のように「教え育てる」のではない。
「才能を引き出したいコーチ」
「才能を開花させたい選手」
これが一致して選手は大きな成長をとげる。
30年ほど中学生のコーチをやっているが、劇的な成長をとげる面白いカテゴリーなのが中学生。
これまでたくさんの躍進を成し遂げ、多くのジャイアントキリングに成功し、思い出すだけでも興奮する試合や大会はたくさんあった。
それはジュニアやユースではなかなか起こしにくい。
可能性に満ち溢れた中学生。
昆虫や爬虫類が成長するときは、「脱皮」する。
そろそろその時が来たのではないかと思う。
がんばれ!