N P O法人アクート岡山サッカークラブジュニアユース担当の秋田です。
2018年11月17日(土)はクラブ新人戦第2戦で、環太平洋赤坂グラウンドで行われました。
相手は鷲羽FC。
前半早々にセットプレーから失点。
DFの処理ミスから失点など・・・自滅から4失点。
後半、1点返したものの、DFの処理ミスとセットプレイで3失点の1−7で敗戦。
失点からゲームが始まると、全てのプランが狂うので、難しい展開になります。
それがなんでもないことで失点になると精神的ショックは中学生には大きい。
強い相手は、その一瞬の隙を確実について、ゴールに迫ってきます。
スピードがあり、パワーがある選手がいるとそれは簡単に実現する。
アクートのサッカーは理想を高く持っている。
どんな風にでも点を取ればいいというよりも、コンセプトを持って狙ってゴールすることが第一と考えている。
偶然の得点は偶然でしかなく、本当に勝たないといけないプロの世界でも、時にゴールすることはあっても、長くは続かない。
サッカーで勝ったのか?個人が上回ったのか?
意図を持った戦術や攻撃プランを持って得点することは、サッカーの奥深い世界を知ることになる。
たまたまのゴールと意図したゴールは、その将来への可能性が違うと思う。
それを求めていけるのが育成年代であって、勝つために手段を選ばないことを育成年代でやると、目先の勝利が将来の可能性を奪ってしまう。
だから強いチームも弱いチームもJリーガーが出る選手の数は差がない。
「勝つ」という甘い汁を簡単に味わってしまうと、「勝った」経験が成長の邪魔になる。
車のギアのように、カテゴリーが上がるたびに、1速が2速に、2速が3速に、進化成長しなければプロにはなれないと感じる。
「強さが増す」ではなく、「引き出しが年々増える」ことが重要である。
しかし、多くの人々は「勝つ」という結果にしか興味がなく、強いか弱いかでしか物事を判断できないし、それ以外の評価で判断するのはサッカーに精通していないと難しい。
1−7のスコアほどの内容の差はない。
そのスコアを縮めるのは簡単だが、目先の勝ち点を取るために多くの可能性を失うのはもったいない。
1−2でも1−7でも負けは負け。
なら、将来の可能性のあるサッカーをしなければ意味がない。
鷲羽やアヴァンに将来性のあるサッカーをしつつ、勝つにはまだ時間が足りない。
春に向けて極めていきたい。
次は岡山セゾン戦、FC岡山戦と続く。
この2戦に勝利すると、決勝トーナメントだ。
内容も結果も伴った戦いを次は期待したい。
この日は交流戦を3本行った。
試合出ていない選手を中心に試合をするのですが、やる気が満ちていて見ていて面白い!